日本IBMが1984年に発売したパソコンにIBM PC JXという機種がある。
長いこと愛着もって使ってきたが、あるときシステムもマニュアルもすべて廃棄し、ホームページだけを残していまに至っている。
どちらかのサイトを見てだろう、先日メールが届いた。
過去にもフィンランンドからIBM PC JXのシステムユニットが欲しいと手紙がきて譲ったことがあった。
これだからパソコン通信の世界は楽しい。
今回はシンミ・ヴァルゲイルソン（Simmi Valgeirsson）さんから。
こんにちは、
少し前にIBM PC JXの歴史をyoutubeで公開しました。
こちらをご覧ください。
youtu.be
ここオーストラリアでも発売され、私は2台のシステムユニットをコレクションしています。
少し前に、IBM JX用の512kメモリ拡張を作りました。
オリジナルのメモリ拡張ボードはもう買えません。
プロトタイプの512Kボードを1枚だけ作りました。 私のJXコンピューターでテストしたところ
メモリを640Kまで拡張することができた。
私は今、このメモリーボードにリアルタイムクロックを追加したいと考えている。 IBMがリアルタイム・クロック付きのメモリー拡張ボードを発売したことは知っている。そのボードの回路図が見つかりません。
システム・ボード、64Kbラム拡張ボード、128Kbラム拡張ボードの回路図は持っています。
そして128KBラム拡張ボードの回路図があるのですが、そのボードにはリアルタイムクロックがありません。
昨年、日本の誰かがIBM PC JXのパーツをオークションに出したと書きましたが、その中に技術参考書がありました。
その中にテクニカル・リファレンス・マニュアルがあった。 それにはSY18-0129-0という番号で、私が持っているマニュアルの後期バージョンのようだ。
日付は1984年11月。 そのマニュアルは最初のリリースマニュアルである。
私は、この後期バージョンの技術参照マニュアルに、IBM JXメモリー拡張カードとリアルタイムクロックの回路図が載っていることを期待していました。
あなたがそのマニュアルを見たことがあるか、あるいはそのような回路図に出会ったことがあれば教えてください。
そのような回路図を見たことがありますか？
英語で書いて申し訳ないが、これをあなたの母国語に訳してほしい。
母国語に翻訳していただけると幸いです。
ありがとう、
シンミ・ヴァルゲイルソン
メールには次の画像もついていました。
わたしは英語でつぎのように返事をした。
メールをありがとうございます。
わたしは持っていたIBM PC JXのシステムユニットも、テクニカル・リファレンス・マニュアルも、すべて廃棄してしまいました。
残念ながら、あなたに協力することはできません。
ただし、唯一、「JX 640k memory support」の英文ドキュメントが残っていましたので添付します。
このことを古くからIBMにお勤めだった友人に連絡をしたところ、 友人の友人がシンミ・ヴァルゲイルソンさんのyoutubeのアドレスをWikipedia日本語版に追加してくれました。追って英語版にも追加してくれるという。ありがたい。
ちょっといい話でした。
