有楽名店街「豆の木」

阪神元町駅東口と西口間の通路の両側に居酒屋、スナック、寿司屋など50軒が並ぶのが知る人ぞ知る「有楽名店街」である。






切り絵作家の成田一徹氏の「神戸の残り香」にも登場したので、記憶のある方も少なくないであろう。上の写真は成田さんの切り絵と同じ目線で撮った。






今時、昼の定食が400円とはオドロキである。
店外にある椅子は、溢れた客が待つための椅子であるが、この名店街の往時はそれほど流行っていた名残である。



店の外も中も昭和レトロな佇まいである。
名店街そのものは50年以上の歴史を誇る。



ここ「豆の木」は今の店主である小野原さん夫妻が譲り受けてから18年になると言う。
昼の定食は午前11時から午後3時半まで。
夜6時から11時まではスナックとしての営業である。


今日の定食は、八宝菜、焼き鯖、一口カツであった。





前に来た折には鯖を注文したので、今日は一口カツを選んでみた。
味噌汁とご飯に小鉢が二つと漬物が付く本格な定食。
小鉢の一つは「マグロの山かけ」であった。
これで400円とは、原価を割っているのではと心配になる。

どれも美味しく、+100円でご飯をお代わりしてしまった。
それもそのはず、女将さんは会社で調理師をやっていたと言う。


本当にごちそうさまでした。