「駅前食堂」という本に触発されたわけではないが、まずは近場の山陽本線沿線をぶらり。
垂水の海神社前を通ってマルイ食堂へ。
プレえべっさんなのでしょうか、神社は屋台のお店も出ており、お祭り準備ムードである。
マルイ食堂の到着するも、ご主人が暖簾を下ろしている。
「もう終りですか。」
「今日は土曜ですので。」
「いつもは午後2時までやってますから」
今、一時半なんだけど早すぎる店じまい。
仕方がないので、電車で須磨方面へ。
昨年11月に訪れた駅前の「大彦食堂」にゆく。
お!開いておりました。
ご覧の通り、超レトロな食堂である。
「こんにちは」
「表の暖簾の色が変わりましたね。」
「正月だけね。」
「奥さんは。」
「今日はちょっと。」
「・・・・」
「何にしましょう。」
「中めしとかす汁と・・・」
しばし考えて、陳列棚から「焼き鯖」をチョイスしてレンジでチンしてもらう。
この店、決まった定食があるわけではなく、自分で選んで好みの定食にするスタイル。
これで立派な焼き鯖定食。
正月料理に飽きていたので、ご飯に汁とおかずの定食は旨い。
かす汁も、大根、人参、蒟蒻、竹輪、揚げ、青ネギと具もたっぷり。
鯖250円、中めし170円、かす汁180円の合計600円は安い。
帰り際に、ご主人が
「みかん持ってって。」
「じゃ、1個貰います。」
やはり、2個以上は気が引けました。
みかんのお土産付きで
ごちそうさまでした。
今度は、女将さんがおられる時に、詳しいお話を伺います。