一枚のレコード「メリー・ホプキン」



 
1968年のポピュラー界に彗星のように現れたシンデレラガールが「メリー・ホプキン」です。
自然でなめらかな髪の毛、優しくけがれのない瞳、やわらかく豊かな唇、可愛らしい歌声、妖精のような雰囲気-彼女は女性シンガーがスターになるための最も現代的な必要条件をより多く持っていました。これまでに考えられていたスターの条件を一夜にして塗り替えてしまったと言われています。

1968年、ビートルズのポール・マッカトニーのプロデュースのもとメリー・ホプキンは「悲しき天使」でデビューしました。この歌を知ったのはラジオ関西の電リクという番組ではなかったでしょうか。
ラジオ関西本社レコード資料室には10万枚のレコードが保存されており、ラジオ関西プロダクツの今林さんが神戸新聞夕刊で「あの感動をもう一度 ラジ関10万枚のレコード物語」を連載中です。
悲しき天使のシングル版を所有していますが、1969年2月21日に発表されたのがアルバム第1作「ポストカード」です。「悲しき天使」と同じくマッカートニーのプロデュースで、アルバム・セッションに参加したドノヴァンから3曲をカヴァーしているほか、ジョージ・マーティンやハリー・ニルソンの作品も1曲ずつカバーしています。

日本語のホームページは「こちら」
「ポストカード」には次の14曲が収められています。

悲しき天使
幸福はかけめぐる
恋はとっても甘いもの
ロイディン・グウィン
ネムーン・ソング
パピー・ソング
シャクトリ虫の唄
恋は月をめざして
木の葉の子守歌
ヤング・ラヴ
悲しみのリーディー・リヴァー
アヴィニオンの王子様
ザ・ゲーム
ショウほどすてきな商売はない

他にも所有していますがレコードは重たく場所をとります。そのために処分をしてしまった方も少なくないでしょう。
そんな方やレコードで名曲を聴いてみたいと思われる方のために、次回は70年代のレコードが聞けるバーを紹介します。