神戸元町「芋けんぴ」

先日紹介した中華料理の「香美園」がある通りの一番西に「芋けんぴ」がある。
オープンしたのが約二年前の平成16年7月16日と、まだ若い店。
もっとも店を切り盛りしているのは、若い人と言うわけではない。



この界隈はよく歩くので、最近その存在に気が付いたのではない。
この店は土曜日が休みのため、なかなか入れずに日が過ぎて行っただけである。




今日は、たまたま元町に出る用事があり、開店と同時刻くらいに入ることができた。
店内はこじんまりしていて、一般家庭のリビングかダイニングと間違うような佇まい。
このため気をつかわずに落ち着けるように思う。






高知県南国市出身の井上晴夫さん、美代子さん夫妻が店を切り盛りする。
ご主人は元船乗りで神戸在住は30年を超える。美代子さんが料理を担当し、ご主人やほかの家族が支える。

店名の「芋けんぴ」は高知の有名なお菓子の名前から取ったと言う。
高知から直送される新鮮な魚や土佐清水から取り寄せるアジや鯖などを使った家庭料理を得意とする。
洒落た料理じゃないけれど、損をしなければいいと安く提供する。この心意気、土佐っ子ですね。
このため評判を聞きつけたサラリ−マンで連日大忙し。

このように家族で経営している店は、外れがなくいいですね。
しかも「芋けんぴ」の皆さん、きさくな方々のようです。



オープン以来、各種の情報誌にも取り上げられ人気は高まるばかり。
来る7月15日でまる二年とは、とても思えない。
昼は日替わり定食を600円という手ごろな価格で出す。
夕方からは、居酒屋として営業する。酒一合が200円には正直びっくりしました。
当初、午後8時で看板だった夜の部も、常連さんからの要望で9時に延長に至った。
近場に、このような安い店があると、サラリーマンにはたまらないでしょう。







昼の定食はAとBの二種から選ぶことができます。
筆者が今日選んだのは、ロールキャベツ。
鰯のフライとサラダが付いています。
ロールキャベツは出汁もしっかりしていて、美味しい。
鰯フライもからっと揚がっていてサクサク。
ご飯、味噌汁の量も十分。

満足のお昼ごはんでした。
ごちそうさまでした。
今度は、居酒屋タイムに寄りたいですね。