しにせのちから「平岡食堂」

MSHIBATA2006-05-25

今日の神戸新聞「しにせのちから」に中央卸売市場にある平岡食堂が取り上げられています。
電子友人のみなさんが評価した店をマスコミが後追いしているような気がします。
昨年10月に訪問したときの記事を再掲します。



神戸中央卸売市場にある「平岡食堂」に行って来ました。
まるも寿司の案内を目印に食べ物屋がある一帯を歩く。赤提灯や暖簾らしきものがなかったためか、行き過ぎてしまった。
平岡食堂と叫んでいると近くを通ったおばちゃんがもっと手前の、火の用心と書いてある喫茶店の処ですよと親切に教えてくれた。
よくみると壁面にハイカラな書体でHIRAOKAと書いてあるではないですか。店内に入るとバタ臭い
表と違って実にレトロであります。それもそのはず、昭和23年からの営業とのこと。
壁にはメニューがぎっしり、さて何を注文しようかと正直迷ってしまった。
入り口に出ていた「豚ヒレカツ定食」780円を選び、連れは「中華そば」を。
店内の壁には市場の地図が書いてあり、ますますレトロ。

ほどなく注文した「豚ヒレカツ定食」がきました。


秘伝のデミグラスソースが美味しさを誘います。口に一切れ入れるとサクサクと言った感触、ああ旨い。ほんとに旨い。
スープには小さく切った焼き豚が入っており、これまた美味しい。



連れ合いの「中華そば」を少し分けてもらう。麺は腰があって、昔を思い出すあっさり味。
これが420円は安い、オススメですよ。

お昼時だったので、お客さんが次から次へとひっきりなしに来られます。
一階は厨房があるので狭いですが、二階席もあるので、キャパはありそうです。
ご家族で店を切り盛りしておられ、二代目のご主人と息子さん二人が厨房に、店内はお嫁さんが担当のようです。
でも今日は息子さんの一人は出前で忙しくしておられました。
美味しかったです。ご馳走様。

神戸在住のブロガーである、foodishさんkobebeegleさんのブログでも紹介されています。


「筆者注」
「しにせのちから」によれば、三代目が担当するデミグラスソースは市場で仕入れた玉葱やショウガなどを香辛料と一緒に一週間以上煮込んだ自慢のもの。色が茶色いのは煮込み十分なためだろう。定食のおまけに付く錦糸卵を浮かべたスープも懐かしい味。