垂水はイカナゴの釘煮発祥の地として春先には町中にイカナゴの幟が立っている。
もっともイカナゴの釘煮の元祖はわが街だと他所でも言っているようなので、本当のところは分らない。
漁港もあって商店街では新鮮な魚が安く買える。
また寿司屋も安いところが多くあり、増田屋は超有名であるが、他にもいい店はある。
駅前のビル１階という便利なところにあるのが「寿司太将」である。
地元の老若男女に良く知られた店で、お昼どきには行列。
運が悪いと３０分は待たされることになる。
と言うのは店内はカウンター５席、二人用のテーブルが２席。
したがって９人しか収容できないためである。
寿司のテイクアウトのほか、ご近所には配達もしてくれる。
配達の場合は、前日までに予約が必要とのこと。
本日の太将には太将（社長）が不在であったが、古くからの板さんである大西さんの他に若い板さんが二人、忙しく寿司を握っていた。
帰られるお客さんに向って板さんは
「おおきに」
と声高く発声、気持ちがいい。
ところが店の女性は、いらっしゃいませと言うわけでもなく、ちょっと気分がわるい。
この店では毎日、神戸中央卸売市場、明石漁協、垂水漁協から魚貝類を調達しており、鮮度に自信がある。
人気のランチは、まぐろ・えび・鯛・はまち・お楽しみに一品（サーモン）、細まき、箱すし２巻。これに茶碗蒸がついて８５０円は安くて人気がある所以である。上ランチもあって、こちらは１５００円＋税。
店主の粋な計らいで季節ごとに器も変わり、食欲が増す。
美味しくて、ボリューム（数）もあり、満足します。
難点は女性店員の応対ぶりだろうか、寿司がいいだけに惜しまれる。
