須磨寺歴史散歩



山陽電車須磨寺駅で下車して、須磨寺前商店街を歩きます。
 


 

有名な「志らはま寿司」を見ながら進んでいくと、意外にも酒屋が結構あります。
 

 

藤岡酒店です。
 


 

近藤酒店です。
一軒くらいは立ち呑みができそうです。
 



  
前にも書いたように目的の店はお休み。
残念です。
 


 
せっかく来たので須磨寺まで足を伸ばします。
 

 

与謝蕪村の句碑が見えます。
笛の音に 波もよりくる 須磨の秋
境内には二十以上も句碑があります。
 


 
有名な源平の庭で左が平敦盛、右が熊谷直実です。
 

解説碑には次のように記されています。

寿永3年2月7日(1184AD)一の谷合戦の際、源氏の荒武者 熊谷直実は、海上に馬を乗り入れ沖へ逃れようとする無官太夫平ノ敦盛を呼び返して、須磨の浜辺に組み討ち、その首をはねた。平家物語が伝える最も美しく、最も哀しい、有名な史話である。
敦盛は時に年16、笛の名手であった。その遺愛の青葉の笛は、今も当寺に伝えられている。

 
山陽電車須磨浦公園駅近くには敦盛塚がありますが、近くに何もないのは寂しいと「敦盛そば」というそば屋が再開されています。
 
作家・春木一夫氏が神戸歴史散歩の中で「神戸といえばハイカラで、異国情緒にあふれていると想像され勝ちである。なるほど、そういった場所がないわけではないが、それだけで神戸をきめつけてしまわれると、大そう迷惑である」と述べています。
 
神戸市も市外から観光客を呼ぶつもりがあるなら、この言葉に耳を傾けるべきでしょう。