神戸北野「杉の木食堂」

随分前に見つけていた北野にある「杉の木食堂」へ行くことにした。
神戸一の歓楽街「東門筋」のちょっと手前の生田神社側を通ると、おこぜ料理で有名な「安さん」があった。
震災後、東門筋から反対側に移転してきたようだ。
安さんには何度か入った。美味しいですが正直高いです。
昼の定食もあるようで、巻き寿司セット900円、旬替わりちらし980円なら寄れるかもしれない。
ちなみに上ちらし2000円、上にぎり2000円です。



東門筋に入って有名なAZABU BARの前に出た。
あちこちに震災の痛手がまだ残っており、客足は戻っていない。






東門筋を抜け、北野のハンター坂にさしかかる。
小奇麗な洒落た店が多くなる。
これはインド料理の店。




目指す「杉の木食堂」の電柱広告が目に入る。
北野に大衆食堂がある意外性に驚く。





中山手カトリック教会の前の路地を北に上ると杉の木食堂はあった。
ちゃんと杉の木がありますね。
もともと木があったところに店を出したのでしょうか。




店の中に一歩足を踏み入れると、そこは昔ながらの大衆食堂の佇まい。



4人掛けのテーブルが10以上はある比較的大きい食堂です。





定食、うどん、そば、丼、カレーの他、おかずもケースの中にいろいろありますが、鰯フライ定食600円を注文。値段もお手ごろで安いです。
かす汁(大)200円、小150円の短冊が目に入ったので、+50円して味噌汁をかす汁にしてもらう。
定食にはほうれん草のおひたしと漬物が付きます。
やっぱりこのような食事がいいですね。
フライもからっと揚がっていて、歯ざわりがいい。
かす汁も美味しい。
ごちそうさまでした。



なんと嬉しいことに食後の珈琲が付くのでした。
これで利益が出るのか、心配になってしまいます。


今日は食堂の社長さん、手が離せないとのことで奥様?にお話を聞いてきました。
創業は震災後だそうです。でも佇まいはしにせの風格です。
観光客は洒落た店に行ってしまうのか、ご近所でお仕事されている常連さん来られるようです。
若い二代目?が厨房で腕を振るっておられます。

所在地:中央区山本通2丁目2−10
営業時間:11時〜18時くらいまで
休み:土日祝日