神戸三宮「カルメン」

知る人ぞ知る、日本最初のスペイン料理の店「カルメン」に三年ぶりに寄った。






昨日も今日も雨、おまけに風が強い。
神戸一の繁華街の阪急三ノ宮駅の北、通称サンキタ通りの喫茶「青山」の路地。
途中猥雑な店が多数ありますが、着いた先は、老舗の風格が滲み出ているビルの前。
それも当然、今年1月、地元新聞の「しにせのちから」に登場した名店。
カルメンの銘板が何とも言えぬ風情をかもし出している。



店の1階には、ランチメニューが出ている。
今年、50周年を迎えるカルメンと聞けば「フラメンカ・エッグ」ですよね。
と言うことで、4種あるランチから、これに決めて店に入る。




店内は多少薄暗く、スペイン音楽が流れる。
外の喧騒がまるでうそのようである。
二代目店主である大橋さんとは以前にMAC OS9がらみでお会いしている。
毎週月曜日、長田にあるFMわぃわぃの「沖縄・奄美の音楽と文化南の風」に出演しているので、ご存知の方も多いはず。番組関係のブログもお持ちです。
今回の訪問も予めメールにて連絡済み。
最近出した「立ち呑み巡礼」のことや、コラムを書いてもらった立ち呑みの達人のことなど話題に。
大橋さんと立ち呑みの達人とは元上司と部下の関係とかで世間は狭い。大橋さんも立ち呑みが好きなようです。

いろいろ話した後、「フラメンカ・エッグ」を出していただいた。





本来はスープから順番に出していただくのだが、写真撮影の都合で一度に全部の料理を出していただいた。


料理は

SOPA(ソーパ デ アホ)
フラメンカ・エッグ
サラダ、
サフランライス(ミニ・パエリャ)
コーヒー

であった。これで1050円(税込み)は女性には大受けでしょう。








これがフラメンカ・エッグであるがかすかに青い炎が上がっているのが見えるでしょうか。
玉子に野菜、オリーブ油、シェリーシュ油を加え、更に小さな土鍋に入れてブランデーを入れて火をつける。やがて玉子は青い炎をあげながら焼きあがる。
薄暗い店内と相まって、カップルにはなんともロマンチックでしょうね。

このランチ、魚貝類の具も豊富で、食べ応えがあります。
そして、美味しいです。

昼のひと時、街の喧騒から離れて仲間と語らうのに最適なような気がする。

まずは、このランチでカルメンにデビューし、やがて夜にコース料理を味わうのがいいかも知れません。
超オススメの名店です。