和田岬「高砂」

和田岬には三菱重工があり、企業城下町として一世を風靡してきた。
このため飲み屋、大衆食堂、お好み焼き屋、喫茶店などがまだ多く残っている。
そんな中で、薪を燃料にしている珍しいお好み焼き屋があると十年くらい前に聞いたことがある。
木下酒店で場所を聞いて、その店に向った。






店の右端にお地蔵さんでも祭っているのだろうか、大変信心深い店のようだ。
ここも重要文化財クラスのお好み焼き屋の趣がある。






稲荷市場の「ひかり」に負けぬとも劣らない、おばあちゃんパワー爆発のお店。
33歳からこの道45年という超ベテランの78歳の方を筆頭に3人の高齢な女性が店を切り盛りする。
ご覧の通り排気筒があるんですね。外へ回れば当然煙突があります。
やはり重要文化財です。






燃料の薪を見せていただきました。
遠く小野から仕入れているとのことです。
古い木は火力が弱く使えない。

薪で焼いたお好み焼き、きっと美味しいに違いない。
食べたかったなあ。
営業時間前でしたので、改めて訪問することにしました。