「なんじゃろ」

三宮で聖地加古川の「かつめし」を食べることができる店「森のなかまたち」へ行くつもりでした。
ところが三宮への運賃で灘まで行けることがわかったので行き先を変更。

王子動物園に行くために灘駅はよく使ったものです。
エレベータもエスカレータもなく不便だと、阪急を使う人がめっきり増えたようです。






利便性ばかりが先行しますが、なかなか風情よろしい駅なんです。
大きなアーチ窓と白壁の高い天井が特徴の現代建築。
成田一徹氏の神戸の残り香にも登場。
橋上化が決定し、この風景もやがて失われるのだろう。



駅を北に進むと古びた灘駅前商店街がある。
一軒の酒屋にも立ち呑みができる角打ちがあった。
今日は、ネットで話題彷彿の洋食の店「なんじゃろ」に寄るため横に見ながら通過。




12時前だと言うのに店内は満席状態であった。
わずかに空いていたカウンターに席を取る。
メニューが豊富だが、日替わりがお手ごろ。
先客に運ばれるライスを見ると、男性には少なすぎる。
大盛りは自粛と言っても、やはり少ないので+50円で大にする。
後からきたお客さんも、ほとんどが大ご飯にしていた。



お味のほうですが、これがなかなか美味しいのです。
野菜もたっぷりです。
ご飯を大にして650円はリーゾナブル。
小さいながら味噌汁も付いています。

このお店のオーナーシェフである竹澤さんに店名の由来を伺いました。
「店名の由来ですが、何かありますか。」
「なーんも、ありません」

とそっけない。
この店を開いて4年ほどになると言う。
もともと三宮の北長狭通でフランス料理店を営んでおられるようだ。

写真を撮った時に保存に時間がかかりすぎるので、おかしいと思った。
案の定、「動画」で撮っていた。
こりゃだめだわ「のり巻き」の巻き。

帰りに、気になる店「兵庫楼」と「はとや」に遭遇。
灘もなかなかディープですなあ。

で、はとやの前で思案していると店の方が戸を開けられた。
不審そうに思われてはと中に入って「のり巻きといなり」を注文。
昔、王子動物園に行くときにここ「はとや」で日本一のいなり寿司をよく買ったものです。

つづく。