日々の暮らしの食&酒

 年が新たになり、いろいろな方のブログの年頭の挨拶を拝見しておりましたら、神戸立ち呑みツア仲間のお知り合いの「常蔵ファンクラブ」というブログにすばらしい年頭の所感がありました。このコメントに日頃感じていたことが書いてあり、うんうんと頷いたのである。

引用させていただくと

『先日の関西出張時、「神戸ぶらり下町グルメ」を片手に東灘のとある食堂にお邪魔しました。その際、食べた「茄子ミンチ揚げ定食」が印象に残っています。最高に美味しい訳ではないが確かにうまい、激安ではないがリーゾナブル、どこか朗らかでゆったりとした時間と気どらない空間、等等。
 久家本店が目指す方向にもヒントとなりそうです。自信を持って製造したうまい酒をリーゾナブルな価格で提供し、のんで下さった方に豊かな気分になっていただく。この当たり前の事を当たり前にこなしていく姿勢が真価を問われる1年になるのではないかと感じています。』

日々の暮らしに高級レストランは似合わないし、(お金が)続かない。金賞を受賞するような酒は、どのような蔵でも造ることができると聞いたことがある。しかし、そのような酒を出すことが酒蔵として本当に良いのかどうか。その答えが、このメッセージの中にある。

私も日々の暮らしの延長にある家庭的な食事処や飲み処探しを今年も続けたいと思う。
いやいや家庭的なという意味も薄れてきて、いまや家庭に家庭がないから店にそれを求めるのかもしれないが。