喫茶白鳥



昨日も暑かった、
 
ここは神戸市民の台所、大安亭。
 





 
商店街の表通りからは見過ごしてしまう一角に「白鳥」はある。
 
店の看板にコーヒーではなくコーヒとあるように、その古さが伝わる。
 





 
昭和23年に店を開いた。
 
かつて賑わった商店街も震災以降寂しい状態が続く。
 
他所の店では、もう使っていないような機械が鎮座する。
 
壁には阪神タイガースのカレンダーが、
 
親父さんが大のトラキチと聞く。
 
せめてタイガースよ、夢を下さい。
 





 
あちこち走り回った後だったのでカキ氷を注文した。
 
もうこのようなカキ氷機を使っている店も市内では川崎本通の喫茶ベニスなど2,3軒ではなかろうか。
 
カキ氷機の台になっているのは、氷で冷やす冷蔵庫。
 





 
この氷の細やかなミルクいちごを見よ。
 
いまの効率優先の機械では、こういう味は出ない。
 
一口食べて見る。ああ、昭和の子供時代のなつかしい味。
 
全部食べてしまうのが惜しいくらいだった。
 
ごちそうさまでした。
 
お値段はカキ氷 250円、ミルクいちご 350円と安い。

白鳥は午前9時〜午後4時までの営業。
日曜休みである。