わいらの新開地


 
昭和の神戸の市民の生活を調べようと林喜芳著「わいらの新開地」を借りてきた。
 





 
これは1981年に「冬じゃく(昔に鳥)房」が発行したものである。
 
古き良き時代の神戸新開地の姿を生き生きと描写しており、昭和初めの話として「聚楽館横の○展酒場で十銭の酒を飲み、五銭の湯豆腐をつつく」という記述がある。
 
これは神戸における立ち呑みの原型かもしれない。
 
また松尾稲荷神社に福原の芸子さんらが参拝して賑やかだった記述もあって、昭和の文化がわかる資料としても価値があると思える。
 
まだ読み始めたばかりだが、じっくり味わいたい。
 
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*1:神戸新聞総合出版センターから2001年に発行された新装版