美味しい水餃子の店ができたと元町鯉川筋にあるCurry & Bar Parfaitのママ、一世を風靡した元ピンクレディの増田恵子さんに前から聞いていた。
念願が叶ってやっと行くことができた。
よく立ち寄る阪急花隈駅前の為井酒店のちょっと東の花隈中央通から北上して、広い道路を渡った県庁の少し西のあたりに「智智(chisato)」はある。
神戸で餃子と言えば、味噌だれをつけて食する焼餃子が一般的である。
「水餃子 神戸」でググルと神戸にも水餃子を出す店がないではない。しかし、少ないことは確かだ。
筆者の思い出として、中山手にあった今はなき友光食堂で食べた水餃子が一等に美味しかった。
後に南京町のある店で水餃子を食べたこともあった。
だが、手ごろな値段で気軽に食べるには程遠かった気がする。
女性の店主らしく清潔感あふれる店内である。
恵ちゃんから聞いて来たと伝えると、店主の顔がほころんだ。
餃子定食もあるが、単品をオーダー。
水餃子には味がついているので「そのまま食べてください」と。
八角風味ラー油と辛味重視ラー油も用意されてはいる。
辛味重視ラー油は辛みが強いとのことで八角風味ラー油をチョイス。
やがて出された水餃子は、ぷりぷり感ともちもち感がハモッテ舌ざわりが非常によろしい。
かつての友光食堂のそれを思い出しながら１０個をペロリと食べてしまった。
これで500円は納得の味と量である。庶民的水餃子専門店の登場に拍手。
この日はアルコールは控えたが、サッポロビール赤星や氷を入れないことでつとに有名なコウベハイボールが500円で飲めると聞いた。次回の楽しみとしたい。
店主はきさくな感じ。話せば応えてくれそうで、こういう店にぴったりという印象だ。
神戸の地において、水餃子一本での挑戦は、困難もあるかも知れないが、またやりがいもあるはずだ。
ぜひ成功して欲しいと、エールを送りたい。
「筆者注」
所在地：神戸市中央区下山手通6丁目3-9
電話 ：078-351-0199
営業時間：11:30〜14:00 17:00〜20:00
定休日： 日曜、祝日
