東京ノスタルジック喫茶店2



注文していた「東京ノスタルジック喫茶店2」がヤマトのメール便で届きました。
写真家・塩沢槙さんのこのシリーズ二冊目になります。
一冊目を読んだとき、男性の写真家だと思っていました。
でも著者の下の名前をよく見れば女性の写真家であることに気がつきました。
大変失礼しました。
一冊目には41、二冊目には33の喫茶店を舞台にして生きた、今も生きている人々の人生の物語が収められています。
また喫茶文化の記録としても非常に貴重な本になっていると感じます。
この物語を書くために著者が同じ店に何度も足繁く通ったことは文章の隅々からわかります。
著者は二冊目の序(まえがき)でこう書いています。

本書は「東京ノスタルジック喫茶店2」とあるように、シリーズの二冊目だ。
2009年4月、二年の月日をかけて最初の本を完成させたとき、わかった。この本はコーヒーの物語ではない。出来上がっていたのはいまを生きる人々の人生の物語だった。そして人生には楽しいことばかりではないということも、理解しなくてはならなかった。
あれから更に二年。人は、どんな人でも人生の物語を人知れず抱えて生きている、そう思いながらふたたび東京の喫茶店を訪ねた。・・・

この記事は一冊目に収められている東京平井のワンモア。
「東京の小さな喫茶店」の著書がある翻訳家・エッセイストの常盤新平さんが愛した店で、筆者(わたし)も一昨年、寄ることができました。
その記事は「こちら」をご覧ください。

写真家・塩沢槙さんのブログはこちら→http://makisphoto.exblog.jp/
それにしても、いい本に巡り会えたものです。