ノスタルジー漂う高砂散策「軽食喫茶キンパ」


山陽電鉄高砂駅に着いたらレンタサイクルを借りて大衆食堂でお昼ご飯と決めていました。
自転車で南へ向かいます。
途中に喫茶店を発見し、ショーウィンドウのサンプルを確かめます。
さらに南に進んで目的の「つるや食堂」は見つかりましたが生憎と閉まっています。
さきほど見つけた喫茶店まで戻ります。
店名は軽食喫茶キンパ。
扉を開けると男性客がお一人、注文の品を待っておられ店の奥から小さな子供の声がします。
店主さんは先客の注文を料理されているようで、しばし店の中を眺めて驚きました。
見覚えのある赤、青、黄の信号機のような公衆電話が鎮座しています。
店内にも記事写真が貼ってあって神戸新聞の「みち行けば」の港風は冷たくも(3)と記憶がよみがえりました。
先客の注文品チャーハンを運んできた店主さんとしばしお話をしました。
店は昭和十三年の創業で現在は店主さん一人で切り盛りされています。
先日もサンテレビで解説していた名投手・小山正明さんのサイン入りボールがありますが今は亡きご主人と小山さんは高砂高校の同級生とのこと。
やがて小さな子供のお母さんが帰ってきました。
子供さんは店主さんの孫かひ孫かもしれません。
オムライスは懐かしい味で美味しい。
大衆食堂が閉まっていたおかげで、気になっていた喫茶店と奇跡的に出会うことができました。
これだから街歩き(今回はサイクル)は止められません。
神戸新聞の「みち行けば」の記事「港風は冷たくも(3)」はこちら(会員のみログイン可)
関連情報→「かこひめ散歩」

↑軽食喫茶キンパ

↑大衆食堂つるや


↑なつかしい公衆電話

↑名投手・小山正明さんのサインボール

↑家庭的なオムライス

↑レトロな扇風機