映画やゴルフなど神戸が日本最初と言うものが少なくはない。
日本最初の喫茶店も神戸であるとしても不思議ではない。
この神戸で今一番有名なのが「エデン」ではないだろうか。
まずは昭和２３年創業のエデンからと店の前に行くも閉まっている。
毎朝７時からの営業が、いつしか８時になったとは言え、とっくに時間は過ぎている。
それではと、豚まんで有名な春陽軒の前の小坂を西に少し歩いたところにある「コーヒの店アキラ」へ。
こちらは、しっかり開いておりました。
水江さん夫妻が仲良く店を切り盛りするアキラは昭和４０年の開業以来４０年以上に渡って、地元のなじみ客に愛されてきた老舗である。
店内は明るく清潔で4人掛けテーブルが１０卓あり、４０人は収容できる広さである。
店名のアキラはマスターの名前かと聞けば「初代のおじいちゃんの名前です。」と奥さんは言う。
すると、現在のマスターは三代目に当たるのだろう。
友人からマスターが甲子園球児であることは聞いていたが、出身校がわからないままでいたので聞いてみた。
すると、後に慶応大学に進み阪急ブレーブスで大活躍したスラッガー山下実を排出した名門校であることがわかった。
帰宅してから調べて見ると、マスター自身も昭和４７年の春の選抜に出場、しかもホームランを打っていたのだった。その結果、ベスト８まで勝ち進みました。
マスターは、そんなことを一切話さないし、自慢したこともないが、お人柄なのだろう。
昭和の残り香のするミルクコーヒー（ミーコ）がメニューにあります。
いまで言うカフェオーレですが、値段も３００円と安すぎ。
朝は飲み物にトーストとゆで玉子が付いたモーニングサービスが定番ですが、今日は新開地まちづくりNPOのよきさんが先日食べて気に入ったと言うホットケーキを注文することにした。
喫茶店のホットケーキと言えば冷凍物が多いですが、アキラでは手つくりです。
ちょっと時間はかかりますが、甲子園でホームランをかっ飛ばしたマスターの黄金の腕で作られるホットケーキですぞ。
二口ほど食べて断面がよくわかる写真をお見せします。
こんがるふっくら焼けていて、とても美味しいです。
ボリュームも満点。女性ならお腹いっぱいになるでしょう。
マスター
おいしかったですよ。
ごちそうさま。
帰り道にエデンの前を通ると、おお開いてるじゃん。
写真を撮っている間にも常連さん入っていきました。
ホットケーキで満腹なのでまたあとで。
