三宮センターサウス通「たつみ」

あの日から12年の今日がやってきました。
あの日の出来事があっても地球は回っている。
行政やマスコミが形だけ復興したと言っても
庶民感覚ではまだ途上だ。
そして世の中は格差社会へと突入した。

それでもご飯を食べないと生命は維持できない。





ということで前から行ってみたかった店がある三宮センターサウス通へ。
この写真はセンターサウス町おこし会が発行した「Center South」である。

この通リには焼き鳥の豊國、三つ輪、洋食のあいはらなどの老舗がずらり。





前置きが長くなってしまったが、本日は店の名前すら
わからない看板なしの店に、おそるおそる入ったのでした。
都会の路地裏にあるプチグルメ通り。
名前もちゃんとあって三宮センターサウス通リ。





午後1時、先客が2名。
メニューは数えるほどしかなく焼肉定食900円を注文。





創業は昭和31年。よって今年は51年目。
店内は昭和モードいっぱい。7,8人で満席か。

「来るのは常連さんが多いですか」
「もっと安い店たくさんあるからね」
「震災以後、客足が少ないです」
と言うわけで、小生としては高級なお昼ごはんとなってしまいました。





おばちゃんは、ガスコンロの上の網に肉をいっぺんに置きます。
創業当時20代としても50足すと、そこそこのお年ですね。

「店の名前は何なんですか」
「たつみ。震災で看板が潰れそのままです。
 店を畳むつもりやったけど、やってくれ言われて」
「常連さんの希望やね」

「おかみさんの名前聞いていいかなあ」
「屋号だけでええわ」





焼肉にご飯、味噌汁、香の物が付いて900円。
焼肉にご飯がよく合います。
ご飯おかわり無料かと確認して、もう1杯。
食が進みます。
そうこうしている間にお客さんが来られました。
みんな常連さんの様子。
しかも市外の大阪からのお客さんが多そう。
筆者も大阪からかと思われました。

「ゆっくりして行ってください」
と言われましたが、仕事の予定があったのでまた
ゆっくり訪問しよう。
美味しい焼肉と「Center South」の冊子ありがとうございました。


なお営業は11時ころから19時まで通しです。

#撮影&掲載の許可もいただいております。
 店名は漢字ですと「多津見」となります。

詳しくは先駆者のこの方のレポートにも注目しましょう。