うれしい手紙


 
「神戸ぶらり下町グルメ2」にて紹介した宝寿しのお嫁さんからの達筆の丁寧な礼状を版元経由でいただきました。
 
私信でもあり、このような場で公開するのはどうかと言う思いはありますが、わたし一人が独占するには、もったいない内容です。そして、この礼状は、わたし一人に対してのみではなく本の制作や店の情報提供などに関った皆さんへのお礼と受け止めてさせていただきました。
 
そういう事情を考慮していただいて、ここに公開することに致しました。

 





 
この手紙ですべて言い尽くされており、何の説明も不要です。
 
このようなお店や人がいるなんて、神戸もまだ捨てたものではないというのが正直なところです。
 
神戸の下町に古くからある店の本を作って本当に良かったとしみじみ思います。
 
新開地や元町の老舗がひとつ、またひとつと店を畳む現実の中で、宝寿しのお嫁さんの老舗を守ろうとする力強い言葉に救われた思いがします。宝寿しさん、ありがとうございます。
  
著書の中でも書かせていただきましたが、これはと言う店が見つかりましたら贔屓にしていただき、末永く通っていただきたいと思います。それが、神戸が神戸であった時代を取り戻すことに繋がると信じます。
 
観光化したルミナリエ、それとは対極になる小さな小さな一人一人の取り組みであると認識します。