阪神御影界隈ぶらぶら コーヒーハウス井戸



喫茶いづみを後にして御影市場から弓場線に沿って南下します。
クリームソーダを求めてコーヒーハウス井戸へと言うわけです。


山小屋風の建物が見えてきました。
創業は1976(昭和51)年、今年で41年になる老舗です。

「神戸懐かしの純喫茶」の取材で訪問してから5年になります。
店名の由来となった井戸は健在ですが隣に集合住宅ができ店のまわりも少しづつ変化があるようです。



スタッフの粋な計らいでマスターが二階で待っていてくれました。
真空管式アンプのオーディオシステムも変わらず現役です。

簡単なあいさつをして、早速クリームソーダ(井戸ではソーダフロートと呼ぶ)を注文いたしました。
これがボリュームがあって驚きました。
お得感があります。もちろん美味しいです。

古いものを大切にされるマスターですが、ただ古いあるいはレトロだけには満足せずに、若い人向けのメニューを考案することに余念がありません。
今月初めに日経新聞に載った記事を見せてくれました。
いまアメリカでブレイクしているのが水出しコーヒーだそうです。
記事にもありますが水出しコーヒーと言えば浅草のアンヂェラスを思い出しますね。
どうやら、日本発(誕生は外国らしい)の水出しコーヒーがアメリカを席巻しているようです。
記事の詳細は→こちら


井戸でも水出しコーヒーの発売に向けてテスト中で、タイミングよく試飲できる機会に恵まれました。
水出しコーヒーは水で抽出するので苦味が少なく、スッキリとした雑みのない味わいが特長とされています。
実際、そのように感じました。
この夏中には井戸でも飲めるのではないかと思います。
マスターは古民家にも興味を持っておられるそうで、いつか古民家の喫茶店を開業されるかも知れません。
楽しい話であっという間に時間が過ぎてしまいました。長時間ありがとうございます。
今度はジャズも聴いてみたいですね。
最後に「阪急沿線ノスタルジック散歩」に掲載された井戸の記事もあわせて読んでください→こちら