ガイドブックに載っていない喫茶店をゆく喫茶ぼてじゃこ＠神戸市兵庫区荒田町

兵庫区荒田町を散策するとガイドブックには載っていない、（地元の人以外には）知られざる喫茶店が点在しています。
こちらもそんな店のひとつ、名前に惹かれて喫茶ぼてじゃこを訪れました。

喫茶ぼてじゃこは荒田公園の南側に位置します。
ママさんともう一人の女性で切り盛りされておられます。
入ってみると結構広々とした空間です。
壁には額装した絵が飾ってありまして格調高く良い雰囲気です。
地元のお客さんが新聞を読んだりしてモーニングを楽しんでおられます。
街の喫茶店はこうでなくてはというお手本のように思えます。
さて、モーニングはＡ、Ｂ、Ｃと３種ありましてトースト、茹で玉子、フルーツ付きサラダのＢを選びました。
どこのパン屋のパンかわかりませんが美味しいトーストでした。
サラダは苺、葡萄が入り、ぎっしり詰まっている感じで好感度上昇（笑）
店名の「ぼてじゃこ」が気になり、琵琶湖などに生息している魚かと問えばそのようでした。
ママさんが「三田佳子が主役のテレビ番組ぼてじゃこ物語があったよ」と。
後で調べると46年も前の放送で、ある女性が琵琶湖に棲むタナゴに似た、米粒でも釣れる貪欲な魚"ぼてじゃこ"に例えて「ぼてじゃこになる」という亡き母の言葉を胸にひとり立ちしていく物語でした。
花登筺が得意とした“根性もの”の作品の一つですね。
ほかのお客さんからもフォローがあったりして和やかに過ごせましたが、なぜ店名を「ぼてじゃこ」にしたのかは聞きそびれました。
帰りにママさんが「また来てくださいね」と仰ったので店名の由来を聞きがてら寄りたいと思います。
兵庫区荒田町にはまだまだガイドブックには載っていませんが良い喫茶店があります。
以前に寄った喫茶ボクもよい店でした。その記事は→こちら