十分休憩もできましたので町に出て角打ちを巡りましょう。
宿の近くにあるレトロ感漂う醤油会社の建物です。
広い通りにでます。
JR戸畑駅方面を望みます。
道路沿いを歩くと中華料理「中山楼」の前に出ました。
森鴎外の「小倉日記」にたびたび名前が出てくる小倉の名料亭「三樹亭」があります。
この店は後に「カフェー・ライオン」と名前を変えていますが、なんと松本清張の芥川賞受賞を祝う会もここで行われました。
店はもう残っていませんが、「中山楼」の先代がライオンで料理人として修行をしており、松本清張ゆかりの店としてその味を今に伝えています。
更に歩くと丸屋酒店がありますが5時近くなのに暖簾がまだ出ていません。
別の機会に寄りましょう。
そしていよいよ創業百年の風格ある田中酒店です。
創業百年を迎えるにあたり看板を新調したそうです。
町ぐるみで広報する北九州ばかりが世間に知られていますが、神戸にも田中酒店に負けない立派な店があります。
神戸の御崎本町にある高田酒店です。
外観が似ていますね。
田中酒店から南側を望みます。
百年の風格はこの柱時計にも現われています。
神戸の中央卸売市場にあった岩井商店の柱時計も立派でした。
神戸にあった岩井商店の柱時計です。
生麦酒を注文して、さてアテを何にしようかと迷っているとご主人が「ちょっと待って」と奥に引っ込んで小アジの天ぷらを揚げてくれました。
お代は麦酒込みで驚きの500円。
綾瀬はるか主演の「おっぱいバレー」のロケにも使われました。
この日も東京のテレビ局が来るとのことでした。
いろんな情報誌にも登場している有名な角打ちです。
ジャズシンガーが北九州を2日で旅するという物語に登場しました。
サインにも気軽に応じていただきました。
ありがとうございます。